ダイエットと好相性として、数年前から人気になっているバターコーヒー。
材料をそろえて手作りしたけれど「おいしくない」と感じていませんか?毎日飲むものだからこそ、おいしく作りたいですよね。
バターコーヒー大好き美容ライターの私も、今まで失敗してまずく出来上がったり、味が安定せず悩んだりしました。本記事では、その経験からわかったコツやポイントを伝授します!
バターコーヒーのレシピ
はじめに、基本のレシピをチェックしておきましょう。
- ブラックコーヒー 400ml
- グラスフェッドバター(またはギー) 大さじ1~2
- MCTオイル 大さじ1~2
すべての材料を混ぜ合わせたら出来上がりですが、MCTオイルをはじめて摂取するときは、下痢を引き起こす場合があるので小さじ1~はじめるのがおすすめです。
なお、人気の火付け役となった『シリコンバレー式自分を変える最高の食事』では、油脂類は空腹感に合わせて加える量を調整するとされています。
バターコーヒーをおいしく作るポイント①好みの材料を見つける
必要な材料のうち、グラスフェッドバター(またはギー)、MCTオイルがスーパーで見つけられないという人も多いのではないでしょうか。
必要な材料は、成城石井のような高級スーパーのほか、業務用スーパーで販売されていますが、通常のスーパーでの扱いはほとんどないのが現状です。
取り扱いがある店舗でも、通販と比べて種類が少なく割高になる場合があります。
バターコーヒーをおいしく作るポイント②コーヒーはインスタントよりドリップで
コクや香りを引き出すために、ドリップで淹れます。コーヒー豆を挽くところからはじめられると、さらに良いでしょう。
淹れるときはコーヒーメーカー、ハンドドリッパー、フレンチプレスなど、お手持ちの器具でOKですが、中でもおすすめなのはフレンチプレスです。
『シリコンバレー式自分を変える最高の食事』では、コーヒーの油分も一緒に飲むと良いとされています。フレンチプレスはフィルターが金属製なので、油分までしっかり抽出できますよ。
バターコーヒーをおいしく作るポイント③ふわもこの泡が立つまでしっかり混ぜる
おいしさを左右する最大のポイントとも言えるのが、「しっかり混ぜる」です。スプーンで混ぜるだけだと、油分が分離して油が浮いてしまいます。電動のミキサーやブレンダー、クリーマーでしっかり撹拌しましょう。
油分と水分を均一に混ぜ合わせると、まろやかな味わいになるだけでなく、胃腸への刺激が減らせるメリットもあります。
実際に作ってみると、材料を容器に入れたときは写真のように油が分離しています。
かなり油分が浮いていますが、ブレンダーで約30秒ほど、しっかり混ぜると…。
色が変化し、表面に泡ができます。ふわふわ&もこもこの泡ができれば完成。
横から見ても厚みのある泡ができるのが、クリーミーになった目安です。
ちなみに私は、はじめて作ったとき浅いボールでブレンダーをかけて大惨事になりました。ポイントハンディタイプの電動器具の場合はパワーがあるため、浅いカップで作ると液体が飛び散る可能性があることをおさえておきましょう。
また、スピードコントロール機能があるなら、低速でスタートして飛び散らないスピードを見極めるのも大切です。
電動器具がない場合は、シェイカーを利用するのも手です。泡がたっぷりできるまでひたすら振って混ぜ合わせましょう。口がスクリュータイプのシェイカーは、液体がスクリュー部分につくと蓋がきちんと閉まらず液漏れするので注意してください。
オイルを少しずつ加えて、手動の泡立て器でなめらかになるまでしっかり混ぜてもOKですが、おそろしく根気がいるのでおすすめしません。
バターコーヒーをおいしく作るポイント【番外編】アイスバターコーヒー
アイスの場合は、作る手順を間違えると悲惨なことに!
冷たいコーヒーにバターやMCTオイルを入れても、油分が固まって分離してしまいます。手順を確認しておきましょう。
- ポイント①~③をおさえて作る
- グラスに氷をたっぷり入れる
- 1を一気に注いで、マドラーやスプーンで混ぜる
油分と水分をしっかり乳化させないと、グラスに注いだ時に油分が分離して氷の周辺に固まってしまう場合があります。そのため、アイスで作るときはミキサーやブレンダーはマストアイテムです。
ちなみに、ギーは固まっても柔らかいままなので、バターよりもアイスコーヒーづくりに適しています。
まとめ
作るのを失敗すると、「おいしいと思えない」「油が浮いて飲めたものではない」となってしまいますよね。本記事で紹介したポイントをおさえれば、「こんなにおいしかったの?」と感じるラテ風コーヒーが作れるはずです。
とはいえ、混ぜる道具は「わざわざ電動を買うほどではない」と感じる人もいることでしょう。ですが、混ぜるプロセスをおろそかにするのは失敗につながりかねません。継続して飲むつもりなら、ミキサーやブレンダーを準備しておいしく作ってくださいね。